自身も素振りをしたり
ロンドの村に到着した俺達ギルドメンバーはてきとーに過ごしていた。「疾風の牙」のメンバーは酒を飲んでいたり、子供に冒険譚を聞かせたり、剣を教えていたりかな。レイラもちびっ子たちに棒を持たせて何かを教えていたり、夜になったら酒を飲んでいる。シャーロットは俺のゲートと探査を解析するために宿に篭ってしまった。
俺は俺でバイクのオイル注しや、燃料の補充、チェーンが緩んでいないかの確認をしていた。ベルト式の方が伸びないから楽なんだけどDiamond水機、長い目で見たらチェーンだと俺は思っている。
他には銃のメンテナンスだ。ロッドに布を巻いてゴリゴリ銃口内の煤やら鉛カスを取り除く。確かにショットガンはタフな銃だが、それを過信してはダメだ。
他には分解した各所の油を一旦拭い、酸化する前の新しい油を注す。こういうのは光のある内にやらないと、万が一部品がどこか行ってしまっては困る。
汚れを取り去ったら組み立てなおし、リボルバーも同様に行う能量水。大部分はシャーロットが受け持ってたけど、夜襲に備えるのも仕事だったし、そのときに何発か撃ったからメンテナンスは必要なんだよ。
早く錆びないと言われるミスリルを手に入れたいなと思いつつ、宿で銃を組み立てている。
後はこの村はワインが美味いらしいのでまとめて買い付けてみた鑽石水。もちろん冷蔵庫に入る範囲内でだ。
ワインは酸化すると不味いため、あまり長い旅をさせてはいけないらしいからな。そんな話をどこかで聞いたのでゲートでまとめて冷蔵庫に放り込んだのだ。
だが、この時代のガラスは割れやすいし、飲酒運転はもってのほかだ。交代なので不寝番は立てないとは言え、半端に酒が残ってトロトロした頭のまま警備には付きたくない。任務中は見送りか。
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