湯浴みがしたいわ

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湯浴みがしたいわ


そんなゆるい空気で護衛しながらも、たまに俺が探査の魔法を飛ばし索敵していた。日本語に直したのとレベルアップによる自然回復力が上がっているのか、くらっと来ることも無く護衛できている。

 でも、それならシャーロットに探査を使ってもらえばいいのでは?と言う話なのだが、個人のフィーリングによって微妙に捉え方が違うので即席では使えないそうだ。参考にはするらしいけど。

 そうしながら3日後。中継点のロンドの村に着いた。

「ん~!着いたー。暇なのは順調な証拠だけど面白味が無いのはねぇ。キャラバンの人からクロスボウ借りたから、今度はあたしを乗せてよ」

 レイラは退屈が嫌いなようだ。

「いいですよ。シャーロットもそれでいいですか?」

「構わないわ。それよりね。でも、私の火力だと桶が無くなるし、どうしようかしら」

 そう言いながらチラチラとこっちを見てくるシャーロット。

「分かりました。温めておいてあげますから、レイラさんと一緒にでも入っておいてください」

「なんか催促したようで悪いわね」

「ありがと、愛してるわユキト!」

 まったく調子のいい人たちだ。

「俺はバイクと銃の調子を見てから入りますので、終わったら声をかけてください」
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