が言っていることが本当かどうかなど

街中で、異性をナンパするのは、出たとこ勝負のプレゼン力が必要だ。
若い異性なら、見た目だけで十分。
フィーリングが合うとか、合わないとか。
うそ八百、でまかせのデタラメであろうが、その場限りのお付き合いならOK。
お付き合いも、短期が中期になり、長期になると、短距離走向けランナーは、長距離は苦手で、息が続かない。

その場ではわからない。
わざわざ学校の卒業名簿を調べるには、時間がかかる。しかも海外となると、これまた、ややこしい。
しかも、たいていの場合、自己申告のみであって、裏を取るなどということは、よほどのことでもない限りしない。

カッコいいデタラメをべらべらしゃべる人がいると、よく聞いてみると、話がおかしい。
騙される人間と、騙されない人間がいる。
人というものは、自分の知らない業界や世界のことには疎いので、圧倒されるが、
熱弁をふるっている人にとって不得意とする分野に、こちらから話を振ってみた時に、常識があるか、ないかが、だいたいバレる。

わたしの知人で、徹底した人間がいる。
自己を守るプロテクターがかなり強固な人物である。
自分の不得意な分野や不利な分野は一切、話さない、触れない、行わない、露出しない。
自分の弱点には、一切、他人を寄せ付けない。
得意分野のみで、世間を渡っている。
それはそれで、良いと考える。
その得意分野が必要な場合は、その人に頼めばよい。
ただし、総合的なことは無理。もともと期待していない。専門的なことのみ。
深く狭いか、浅く広いか、どちらかである。
たとえ、一方だけが秀でて素晴らしいとしても、そこへまた、容姿も声も人当たりも良い、なんて人は、うさんくさい。
しかも、自分がどう見えるか、人から見える自分、人当たりの面で、ものすごく努力していそうだったりすると、なおさら、うさんくさい。

能力も性格も、行動も、私生活も、ルックスも人望も素晴らしいなんて、ありえない。
そんな全知全能の神は存在しないので、
その中の、一点だけをピックアップして、接するのがよいと思う。

人は、なにを目的に近寄ってくるか。
おいしい餌をたっぷり背負った獲物としてターゲットにされ利用されるのは、バカらしい。
相手の意図が見えた場合、騙されてあげてもいいわよ、と、お互いの利害目的が一致するのなら、まあよい。
ただし、持ち寄りパーティであることが望ましい。
GIVE & TAKE というスタンスである。

で、なにが、言いたいのか?
人が憧れるような素敵なものや、コトには、限界や、にた裏があるということだ。
なんでもソツなくこなしているような人は、あまりいない。
もし、そう見えるとしたら、疑えということ。
しかし、人の弱点をほじくり出して探すネガティヴな「イジワル人間」になりたくないので、理想としては、目に見える、わかりやすい長所を参考にして、自分もトライしてみる。
見てくれのいい、聞きさわりのいいことに飛びついても、実際の「実」はどんなものなのか、
イメージに捉われないで、しっかり見極めようとする目が必要だ。
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